FXの手数料は高すぎるのか

Tue Jan 13, 2015 at 01:27 PM

 

FX commissionFX市場は1日に5.3兆ドルのボリュームを取引するまで大きく成長しました。トレード技術の進化と取引ボリュームの実質的な成長も手伝って、劇的にスプレッドが低下し、取引コストが削減されたことが要因と考えられます。取引をするにあたり手数料とスプレッドが、コストの一部になることはトレーダーの間では広く知れ渡っています。手数料の定義は、「提供されるサービスに伴う代理人への形式」とされます。トレードに関わるそれぞれの会社や部門は、あらゆる商取引に手数料を支払う必要があります。以下に挙げるものが、そのうちのいくつかの例になります。

ブローカレッジ プライムブローカー、リクイディティプロバイダー(LP)、およびエンドユーザーにレートを配信する際に必要なテクノロジー提供会社に取引手数料を支払います。

顧客 ブローカー、ブリッジプロバイダー、資金管理会社、取引を行う代理人やその他業者へ取引手数料を支払います。

ブローカーが取引毎に課す手数料(つまりトレードにかかる経費)は、顧客に対する手数料に計上されます。その理由は、ブローカーは、顧客に対して市場でトレードできるように取引プラットフォームやサービスを提供しているからです。例にも挙げたように、現在の市場状況では、ブローカーは手数料やスプレッドを低く設定することで、マーケット拡大を狙っています。取引のコストをカバーするためにトレードには、手数料が必ず必要となりますが、個人向けFX産業の取引ボリュームの増加に伴い、大手銀行や法人を対象としたリクイディティプロバイダーもより低い手数料と狭いスプレッドを提供することに対して積極的になってきています。2005年当時は、100万EURUSD通貨ペア当りの手数料が片道200ドル(1ロット片道20ドル)だったと記憶しています。今日では、テクノロジーの発展もあり、そのコストは数ドルまでに低下しました。

私見ですが、今日における評価の高いブローカーが提供するFX取引に関わるコストは、以下の数値が典型的になってきています。

 プライムブローカー

100万通貨当たり$2-4

(取引ボリュームによる)

 プライムのプライム

100万通貨当たり$5-20

(取引ボリュームによる)

 STP ブローカレッジ (LP3社以下)

100万通貨当たり$10-40

(取引ボリュームによる)

 STP ブローカレッジ (LP1社)

100万通貨当たり$20-50

(取引ボリュームによる)

 DD ブローカレッジ

100万通貨当たり$0-10

 

ブローカーが100万ドルの取引を行うのに支払わないといけないコストについて考えてみました。取引にかかるコストは、ボリュームと預けられた見返り金が多い対プライムブローカーの場合に低くなります。預入金と取引ボリュームが小さくなればなるほど、手数料コストは大きくなります。ディーリングデスク(DD)ブローカーは、リクイディティプロバイダーを介したトレードではないので、手数料コストは発生しません。ここで、DDと STP の違い(英語) に注目してください。 上述したように、これらのコストは、顧客に対する手数料に計上されるため、取引のコストをカバーできれば、ブローカーは収益を上げることができます。

最後に考慮するポイントは、手数料を課金しないで、マークアップという形でスプレッドに手数料を組み込んでいる個人向けSTPブローカーについてです。0.1pisは100万通貨で10ドルに相当します。ブローカーが手数料なしで、広いスプレッドを提供している場合は、ブローカーの手数料をカバーするためにマークアップが組み込まれていると思ってください。どんなタイプのブローカーと取引をするべきか、また、どの程度のコストであれば受け入れられるのかを判断する際の指標としてこの情報を参考にしていただければと思います。

 

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リチャード・ペローナ
by Richard Perona